2012年8月10日金曜日

中国語の軽声について

初めまして。チャイナワーク語学部の張です。^^

余談ですが、
弊社社長の張を知っているお客様にたまに聞かれます。。 社長の奥さんですかと。。 残念ですが、違います。社長には綺麗な日本人の奥様がいます 同じ苗字なので、聞かれても勘違いされてもしょうがないことですよね中国では同じ苗字の夫婦のほうが実は少ないんですよ~。o(*^▽^*)o

さて、本題に入りますが、
最近中国語の軽声についてよく聞かれますので、それについてお話をしたいと思います。

テキストによるもの

こちらの写真はちょっと見づらいのですが、
赤い印を付けているところはいわゆる軽声というものですね。
正直に言いますと、軽声って何?という中国人もたくさんいます。
(私も小学校でピンインを習いましたが、軽声を習ったことは記憶にあまり残ってないんですよね。。

調べてみたところ、下記の内容を再確認出来ました。
①字音が軽声化する際に、一定の音変化をともなう傾向がある。とくに北京を含む一定の地域の話者にこの傾向が強い。 とはいえ、普通話の体系の中でこのような音変化が位置づけられているわけではなく、一般の中国語学習者がこのような発音を心がける必要は全くない。
⇒心がける必要は全くないと書いてありますが、実際に試験に出題されているし、困りますね(笑)。でも、中国人の中でも意識していない人が多いというのが現状です。

②本来の声調と軽声とで意味を区別する語がいくつか存在する。
  例えば、「東西/东西」は dōngxī と発音すれば「東西」の意味であるが、dōngxi と軽声で発音すれば、「物」の意味である。
   また「地方」は dìfāng と発音すれば「中央」に対する「地方」の意味であるが、dìfang と軽声で発音すれば、「場所」「ところ」の意味となる。

③常に軽声で発音されるいくつかの語彙が存在する。これらは実質的な意味をもたず、文法的な意味のみを表す。
・助詞
 ・構造助詞 - 的(de)、地(de)、得(de)
 ・アスペクト助詞 - 了(le)、著/着(zhe)、過/过(guo)
 ・モダリティ助詞 - 嗎/吗(ma)、呢(ne)、啊(a)、嘛(ma)、吧(ba)、了(le)、的(de) など
・ 名詞
 ・名詞の後に用いられる方位詞 - 上(shang)、下(xia)、裏/里(li)、邊/边(bian)、面(mian) など
 ・接尾辞 - 子(zi)、頭/头(tou)、們/们(men) など
・動詞
 ・動詞・形容詞の後ろに用いれられ方向補語となる語 - 來/来(lai)、去(qu)、下去(xiaqu)、起來/起来(qilai) など
・量詞  箇/个(ge)
参考資料:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%BD%E5%A3%B0
                                               
また、皆様もよくご存じの「妈妈」など以外は、
bēizi 杯子 意味:コップ       xīngxing 猩猩 意味:オランウータン
shítou 石头 意味:石        bízi 鼻子 意味:鼻
yǎnjing 眼睛 意味:目       wěiba 尾巴 意味:しっぽ
jiějie 姐姐 意味:姉、お姉さん   nǎinai 奶奶 意味:祖母、おばあさん
guàntou 罐头 意味:缶      kùzi  裤子 意味:ズボン
等々、軽声で発音する単語は意外と多いようです。覚えるしかないかもしれないですね。

長くなりましたが、今日はこのくらいにしておきましょうか。再见!^^