2012年1月23日月曜日

春節はなぜ毎年変わる?

代表の張相律です。
新年好!祝大家新年快楽、万事吉祥!
毎年春節になるといつも受ける質問が「なぜ中国の春節は毎年変わるの?」です。


そこで少し調べてみました。

中国の旧暦はいわゆる太陰太陽暦であり、1月の長さを月の月齢(新月→満月→新月)29.53日を基準に定めたもので、一ヶ月が29日と30日になっています。ですから旧暦の一年は29.5×12=354日になるわけです。ようするに我々が使っている新暦の一年365日と比べ11日が少ないです。この差が毎年の春節を変えているのですね。
毎年11日も少なくなると10年経ったら110日も違ってくるんです!これでは季節も分からなくなるし、太陽の動きを表せないので、閏月と二十四節気が考案されました。
閏月は19年に7回の割合で入れられ調整役を果たしています。閏年になると一年が13か月になります。お得ですね。給与をもらう人は13ヶ月分もらえるわけですよ。今年がちょうど閏年です。残念ながら中国も日本も給与は新暦で計算しますね…
二十四節気は地球が太陽を回る365.24日を24等分し、昼と夜の長さが同じ日を春分と秋分とし、立春、雨水…冬至、小寒を入れて季節を正確に表すようにしたそうです。
この「太陰太陽暦」が中国で誕生したのが今から2200年前だそうですから、人間って進歩しているようであまり進歩してないですね。