2011年9月5日月曜日

中国の結婚写真


統括部長の矢野です。
中国の人と結婚したいので、ビザの手続きを教えてほしい。彼女の両親に会いに行くので航空券を購入する。結婚に関する日中の書類を翻訳してほしい、こんな依頼がチャイナワークにはよく来ます。

 国際結婚は大変ですね。法律・行政手続・習慣や言葉の違い・・・  まあ、それは日本人同士でも同じかも。
 さて、中国人女性と結婚される日本男児にひとつ忠告!
 大変なこと、というか恥ずかしいことのひとつに、結婚に伴ってやっておかなければならない「儀式」がひとつ。それは結婚写真です。日本でも結婚式の直前に写真を撮りますが、中国のそれは半端じゃないです。時間もお金も。
 だいたい、式の前にすることが多いです。ポスター写真くらいの大きさの写真(パネルにしたもの)が1枚で、これは結婚式場に飾られ、その後に新居の寝室に誇らしげに飾られます。ほかにやたら立派なアルバムに数点収められ、スタンドにも飾られます。みんな1万元以上(10万円以上)掛け、1日以上時間も費やしています。

 お決まりの白いウェデイングドレス、清朝時代の衣装(なぜかセピア色)、カクテルドレスと様々なポーズと衣装で、それにあわせてメイクもヘアースタイルも変えていくので、花嫁は大変ですが、待ち時間が長い花婿も大変です。ちなみに私の中国人の友人(花嫁)は、1日で何シーンものの写真を撮り、いろいろなヘアースタイルをしたため、すっかり髪を傷めてしまい、結婚前はロングだった髪を結婚後ばっさり切ってしまったほど。
 
 写真はスタジオだけでなく、野外撮影も行います。天気のいい日に風景のきれいなところに行くと、ウェディング姿のたくさんのカップルがいます。写真スタジオの車に乗って、カメラマンと反射板を持ったスタッフが同行しています。場所によっては小道具が置かれているところも。写真は大連の海岸です。近くによると風雨にさらされて汚くなったグランドピアノも写真になるととてもロマンチックな1枚に。「君のために(あなたのために)愛の歌を」ってな感じですね。この写真は夏ににとっていますが、寒くなってから採っているカップルを見かけたことも。。ああ、愛のためなら・・・ いえ、写真のためなら。

 
  集団で出を待っている花嫁のドレスの下はジーンズとスニーカーです。移動のときはドレスのすそをたくし上げているので、なんか不思議な光景です。それでも純白のドレスのすそは泥だらけになってしまいますが、仕方ないですね。
 観光で中国に行くことがあったら、結構な頻度でこういった光景に出会うことがあります。
 中国の花嫁・花婿さん、いっそのこと美しい北海道で写真を撮りませんか?きっとすばらしい思い出になるますよ。