統括部長の矢野です。
3月23日(金)小樽市の主催で、外国人観光客を案内するガイドさん向け「おたるガイドツアー」が行われ、私もその企画作りに参画しました。
小樽運河から堺町周辺にかけた一帯は、地元関係者からは「鉄板の観光地」と呼ばれ、外国人観光客のメッカになっています。一方、通訳案内士をはじめとする外国人観光客を案内するガイドにとって、「小樽の魅力をどのように手短に紹介すれば、『単なる買い物場所』ではないことがわかってもらえるか」を整理することができるかが、ちょっとした課題です。
今回は、小樽運河、北一硝子、オルゴール堂、新南樽市場、大正硝子館、旧日本銀行小樽支店をまわり、それぞれの場所で成り立ちやこだわりといった説明を受けることで、ガイドブックでは知り得ない生の情報を聞いてまわることができました。
小樽は北海道を訪れる外国人観光客にとっては人気の観光地。しかしながら、ガイドをする側は「いかにお客さんの関心に合わせて、ストーリーを伝えられるか」を求められるので、メモを片手に熱心に説明に聞き入っています。
当日の模様は、uhbテレビや北海道新聞も取材に入り、 報道されました。
小樽を案内する機会も多い英語通訳案内士の遠藤昌子さんは、「何度も来ててマンネリ気味だったけど、大変勉強になりました。今度は違う角度から小樽の魅力を多くの人に伝えたい」とも新聞記者に語っていました。
観光は、やっぱり「人」。人のストーリーの掘り起こしと、伝える人による工夫。
今回はそんなあたりまえのようなことを、もう一度考えさせてもらう機会でもありました。