2009年2月16日月曜日

映画「非誠勿擾」のロケ地観光(1)


 映画「非誠勿擾(フェイチェンウーラオ)」の北海道ロケは、昨年8月と9月に道東を中心に行われました。そのヒットを受けて、中国の旅行社の間で北海道ツアーの目玉にしようと考えられているのが、そのロケ地めぐりです。
 2010年訪日観光客1000万人達成を目標とする「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の目玉に育てようと、日本政府観光局などが主催して1月下旬に中国旅行雑誌のライターやカメラマンなどメディア関係者を招請し、ロケ地を案内しました。




 ロケは、阿寒湖温泉や斜里の協会、網走の能取岬、厚岸の国泰寺をはじめ、道東のいろいろな場所で行われています。タイトルイメージとして使われているのは、明け方の阿寒湖観光汽船の桟橋で、その船上風景も登場します。また、主人公が美人四姉妹の看板に惹かれて入る居酒屋は、「炉ばた浜っこ」として営業していますが、当然ながら四姉妹は架空の人物です。
 
その他、阿寒の高級温泉旅館「あかん鶴雅別荘 鄙の座」の入り口、廊下、露天風呂、客室が登場しますが、実際に昨年ロケ隊がここに滞在して、馮小剛(フォン・シャオガン)監督がイメージを固めたと言われています。
 
すでに、今年2月と3月だけで中国の旅行会社が「非誠勿擾」ロケ地巡るツアーが新聞紙上で6本240名募集されているそうで、また夏にかけてもさらに中国からの「非誠勿擾」ツアーが活況を呈しそうな雰囲気があります。