2009年2月25日水曜日

映画「非誠勿擾」のロケ地観光(2)

映画「非誠勿擾」の中で、主人公役の葛優(グォ・ヨウ)が懺悔する教会が斜里にあります。「あの教会はどこにありますか?」という問い合わせが多いそうですが、「キリスト兄弟団 斜里教会」が実際にロケで使われた教会です。
 


映画では広い原野にぽつんと存在するように見える教会は、実は斜里の市街地のはずれに立っています。劇中に登場する牧師さんはもともとこの教会の牧師さんではなく、川崎の方からキャスティングされた欧米の方ですが、実際の牧師さんは沢田洋子さんという地元の方です。
 
 1998年に斜里岳が見えるこの場所に牧草地を買い取って建てたというこの教会は、映画の中で非常に印象的なシーンとして使われています。訪問すると聖書の一文を中国語にしたしおりが、すでに記念品として用意されており、ちょっと感激しました。


映画の撮影は昨年の秋に行われましたが、撮影当日の空に教会のステンドグラスに描かれた鳩と似た形の雲が出ていたということで、その写真が飾られていました。
 
 沢田牧師さんは、「映画を見てこの教会を訪ねてくれる方が増えるということは、とても嬉しいことです。そして、その訪問をきっかけに北海道が好きになってくれたらもっと嬉しいことです。この映画にこの教会が選ばれたことを神様に感謝しています。」と語りました。