オリンピック終わりましたね。昨日は東京でパレードがあり、凄い人が集まったようです。
さて、オリンピックで気がついたこと、何と今になって気がついたんですが、ウェアに「ＪＰＮ」という文字が書かれていました。これ、もちろんＪＡＰＡＮの中の3文字ですね。いつからこのように3文字で表現するようになったんでしょうか？誰か知っている人がいたら教えてください。
弊社も会社のロゴマークを作っています。やっぱり3文字です！！北海道チャイナワークなので、ＨＣＷです。
旅行会社の世界ではこういった3文字、2文字コードはよく使います。例えば、空港コード、都市コード、航空会社のコード、通貨・・・・・・。皆さんも空港や駅で、大きなスーツケースに「ＳＰＫ」とか「ＣＴＳ］と書かれた紙の帯（機内に預けた手荷物のタッグ）を巻いてるのを見かけますよね。ＳＰＫは札幌（ＳＡＰＰＯＲＯ）の都市コード、ＣＴＳは（千歳）の空港コードです。チケットにはＮＨ123便のように書いてありませんか？ＮＨはＡＮＡのことです。ＡＮＡは航空機の運航に関して使われている3文字ですが、航空券の予約や発券等、旅行代理店サイドでは2文字が使われます。
お客様から航空券の問い合わせがあった時に、私たちが端末で確認すると、以下のようなデーターが表示されます（一部省略）
21AUG TUE\ CTSPEK
CA170 CTSPEK 1350 1715 738 T3
D2 YA BA MA HA KA LA QA GA SQ XQ NS VA UA TA
これは8月21日火曜日、千歳発北京行き ＣＡ170便（中国国際航空） 千歳→北京 1350発 1715着 ボーイング738 第3ターミナル利用（注：北京首都空港は第1から第3までターミナルがあります）。その下にあるのはクラス（チケットのタイプで、左がクラス・値段が高く、条件が緩やかなもの→安いけど制限が多いもの）と並んでいます。
例えばビジネスクラス（Ｄ）残2席、Ｙクラス（全く割引のない高いクラス）の空きはたくさんある（Ａ）、Ｌ（1ヶ月間現地に滞在できるが復路の変更不可）はキャンセル待ち（Ｑ）という感じです。これを見ながら、お客様に案内をしています。
実際に搭乗する皆さんがこういった情報を目にすることは無いと思いますが、旅行会社からもらったチケットにはローマ字1文字のクラスが書かれています。因みにチケットの運賃の欄には「ＪＰＹ」とあります。これは日本円の意味です。
千歳ＣＴＳ（ＣＨＩＴＯＳＥ）や北京ＰＥＫ（ＰＥＫＩＮＧ）って分かりやすいですよね。分かりやすい空港コードや都市コードの例としては日本国内の場合、ＨＮＤ、ＮＲＴ、ＳＤＪ、ＦＵＫ、ＮＧＯ等です。分かりますか？順に羽田、成田、仙台、福岡、名古屋ですが、ＫＩＸ、ＫＩＪは、さてなんでしょうか？（答えは末尾です）
中国でいえば、中国語が分かれば（わからなくても）、多分これだろう！というのはＨＲＢハルビン（ＨＡＥＲＢＩＮ）、ＴＡＯ青島（ＱＩＮＧＤＡＯ）、ＨＫＧ香港（ＨＯＮＧＫＯＮＧ）辺りでしょうか。札幌から直行便があるのは大連と上海浦東（ＴＹＯ東京に成田と羽田があるように、上海にも国際線中心の浦東と国内線中心の虹橋がある）ですが、その3文字はちょっとわかりにくいかもしれません。ＤＬＣ大連（ＤＡＬＩＡＮ）、ＰＶＧ上海浦東（ＳＨＡＮＧＨＡＩ ＰＵＤＯＮＧ。上海虹橋ＳＨＡＮＧＨＡＩ ＨＯＮＧＱＩＡＯはＳＨＡです）となります。
空港コードの3文字や航空会社の2文字は国際航空運送協会（ＩＡＴＡ．航空会社社や旅行代理店などの業界団体）が定めたものです。チケットの予約や発券もコンピュータ処理されているので、私はこれらのコードと毎日お付き合いしています。
日本では名前の漢字を伝えるときに「三本川の"川”」とか「さんずいの”河”」という言い方をしますが、ローマ字にも聞き間違いを防ぐための呼び方があります。例えば「シュガーの"Ｓ”」、「ラブの”Ｌ”」。私の山崎（ＹＡＭＡＺＡＫＩ）という名前だったら「ヨーク、エイブル、マイク、エイブル、ゼブラ、エイブル、キング、アイテム」と言います。そういえば戦争映画で、ミサイルの発射コードで、Ｂを「ブラボー」と表現していたと思いますが、旅行業界ではＢは「ベイカー」と言っています。旅行会社や航空会社に入るとこの呼び方を覚えさせられます。
こういった3文字っていつから使われるようになったんでしょうか？
そういえば、ファイルの種類などに使う拡張子も3文字であらわされることが多いですね。エクセルはＸＬＳ、ワードはＤＯＣ、私は今この原稿をメモ帳ＴＸＴで書いています。もしかしたらコンピューターの影響？
答え：ＫＩＸは大阪関西空港です。我々の業界ではなぜか「キックス」って呼んでいます。ＫＩＪは新潟です。
